福祉の手すりテスリックス

『2000年 我が社の戦略』

松屋産業株式会社

代表取締役 松塚 展門

 ついに2000年になった。自分のことを申し上げて恐縮だが2000年は、私にとって大きな区切りの年でもある。1950年という20世紀のど真ん中に生まれ今年が我が人生の50年目である。
 区切りの年には、いくつかの方向性を定めようと以前から思い念じていたことがある。その一端を紹介して表題の責務を果たしたい。

■独自性の発揮パート1

 商いがお客様本意のものである限り、お客様の総合的な動向に注目しなければならない。少子高齢化への進展が加速されることが決定的となった今日、居住空間とその付属設備の研究開発は今後さらに、求められるようになる。いわゆる建設業に加え、今日まで見落とされていた諸設備の新規開発は今や中小企業の手の中に入ってきた。

■独自性の発揮パート2

 本年4月からの介護保険法のスタートを一つの区切りとすれば、今年は介護文化元年である。私の持論であるが、文化を精神的なもの、文明は、それを支える技術的なものと定義すれば、介護文化は介護文明と共に進展して行く。人体の残存能力を的確に把握しあくまでも、自立支援の各種介護介助機器は今後急速に求められるようになる。
 極めて専門的な研究者同士の緊密なネットワークと探求心インスピレーションから生まれるアイデアとその具現化においては、開発サイクルの短い中小企業のメリットが浮き彫りにされてきた。今後巨大組織も微細研究グループを形成し対応するようになるであろうが、小集団同士の戦いでは大いに勝機は増してくる。
 今年こそ皆様方のお役に立ちたい。どうかご指導ご鞭撻宜しくお願いいたします。


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