『動全』 2002年 経営方針

     私たちはしばしば次の言葉を口にする。

『       思った 考えた 学んだ 気づいた 感じた 知った 聞いた 

         見た 省みた 承った 計算した 夢見た 考察した 察した 

         予感した 予測した はかった 計画した もくろんだ 

         予知した 予見した 調べた 練った ・・・・     』

 

脳は様々な活動をしている。私はこの活動を3つに分ける。

■脳の中で起こり脳の中にしまい込まれる知的活動

■体の内部の臓器の無意識のコントロール活動

■体の随意筋を通じて自己の体を意識的に自由に動かすコントロール活動

 

五感を通じて入った刺激を脳は思考活動して脳の中に結論を導いたり未解決のままでスットクされる。この状態では人類の進歩にとっては全く無意味である。自分自身が動くか、さもなくば、文章や、話すことによって第三者に伝えられ行動が起これば意味がある。極論すれば、『動きのみが人類にとって意義がある。』と言うことである。

 

思考することは、しゃべり、文字にし、行動しなければ、何ら意味を持たない。目でも手でも足でも口でも何でも動くことによって文化文明は進展してきた。簡単に身近な表現をすれば、私たちの職場も現場も動くこと

から進む。ワープロを打つことも万年筆を動かすことも、産業機器を操作する事も、それは全て人間の動きである。人間の動きからのみ文化文明の進展があると断言できる。

『動全』とは『安全』という言葉に触発された言葉でもある。

『安全』とはどういう意味か今更皆様方に説明の必要もないであろう。

全てが『安泰』全てが『安らか』と解釈すれば『安全』の意味は説明がつく。従って『動全』とは全てが『動く』全てを『動かす』と解釈すれば良い。

 よく考えてみれば、私たちは『動物』である。